の反覆表裏の心術は巧に權變を弄するに足り、而して其の小事に聰明にして大局に瞹昧なるは、奸小の徒をして最も玉座に親近し易からしむ。故に韓國皇帝の人格上に不思議なる變化を見ざる限りは[#「故に韓國皇帝の人格上に不思議なる變化を見ざる限りは」に白丸傍点]、たとひ宮中府中の權域を法定すと雖も[#「たとひ宮中府中の權域を法定すと雖も」に白丸傍点]、之れに依りて全く韓國の寧靖を期するは容易ならずと謂ふべし[#「之れに依りて全く韓國の寧靖を期するは容易ならずと謂ふべし」に白丸傍点]、何となれば韓國に於ては[#「何となれば韓國に於ては」に白丸傍点]、皇帝は唯一の政治家にして[#「皇帝は唯一の政治家にして」に白丸傍点]、曾て各大臣の補弼を藉りたることなきのみならず[#「曾て各大臣の補弼を藉りたることなきのみならず」に白丸傍点]、常に各大臣を操縱し[#「常に各大臣を操縱し」に白丸傍点]、若しくは之れを掣肘して内閣の統一を困難ならしめ[#「若しくは之れを掣肘して内閣の統一を困難ならしめ」に白丸傍点]、延て各大臣をして互ひに狐疑せしめ[#「延て各大臣をして互ひに狐疑せしめ」に白丸傍点]、互ひに皇帝の寵遇を爭は
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