人相謀り[#「内官姜錫鎬及び參領李敏和の二人相謀り」に白三角傍点]、妖僧金升文を皇帝に引見せしめて無稽の惑言を爲さしめ[#「妖僧金升文を皇帝に引見せしめて無稽の惑言を爲さしめ」に白三角傍点]、終に皇帝を動かして[#「終に皇帝を動かして」に白三角傍点]、宮廷を暴動の策源地たらしむるに至れりと信ぜらる[#「宮廷を暴動の策源地たらしむるに至れりと信ぜらる」に白三角傍点]。是に於て韓國皇帝は依然として人格上の一問題たり[#「是に於て韓國皇帝は依然として人格上の一問題たり」に白三角傍点]。
由來韓國の憂は政令二途に出づるに在り。是れ宮中府中の別明かならざるに由れるは論なしと雖も、之れをして然らしむる所以のものは[#「之れをして然らしむる所以のものは」に白丸傍点]、單に其の制度の確立せざるが爲めのみに存せずして[#「單に其の制度の確立せざるが爲めのみに存せずして」に白丸傍点]、實に韓國皇帝其の人の陰謀好きなるに在り[#「實に韓國皇帝其の人の陰謀好きなるに在り」に白丸傍点]。皇帝は不幸にして陰謀の外何事をも見聞せず、又其の性格は陰謀に適するやうに造られたり。其の言語の才は能く人を籠絡するに足り、其
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