の黨與たりしに於て[#「何となれば當時進歩黨は内閣の黨與たりしに於て」に傍点]、彼れにして若し鑛毒問題を提出せば[#「彼れにして若し鑛毒問題を提出せば」に傍点]、進歩黨と松隈内閣とは[#「進歩黨と松隈内閣とは」に傍点]、共に頗る困却す可ければなり[#「共に頗る困却す可ければなり」に傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]然るに彼は反つて一層猛烈なる運動を開始して[#「然るに彼は反つて一層猛烈なる運動を開始して」に傍点]、終に政府をして所謂る鑛毒事件處分案なるものを施行せしめたり[#「終に政府をして所謂る鑛毒事件處分案なるものを施行せしめたり」に傍点]、是れ實に政府の一大讓與なりき[#「是れ實に政府の一大讓與なりき」に傍点]、其智亦侮る可からざるものあるを見る[#「其智亦侮る可からざるものあるを見る」に傍点]。今や彼れの先輩に依て組織せられたる現内閣は、復た鑛毒問題の襲撃を受けて、大に窘色あり※[#白ゴマ、1−3−29]彼は現内閣と地方民との間に立ちて、再び此問題を解釋せざる可らざる位地に在り※[#白ゴマ、1−3−29]是れ彼れが爲めに最も困難なる位地なりと謂ふ可し※[#白ゴマ、1−3−29]而も彼れは雲霞の如く押し寄せ來れる請願人民に對して[#「而も彼れは雲霞の如く押し寄せ來れる請願人民に對して」に傍点]、死を以て此問題の爲に盡力す可きを誓ふ[#「死を以て此問題の爲に盡力す可きを誓ふ」に傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]余は此の一誓言の中に[#「余は此の一誓言の中に」に白丸傍点]、亦多少の計畫[#「亦多少の計畫」に白丸傍点]、多少の作用を含蓄するものあるを信ず[#「多少の作用を含蓄するものあるを信ず」に白丸傍点]、彼れは元來非常の神經質なり[#「彼れは元來非常の神經質なり」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]故に喜怒共に極めて激烈なりと雖も[#「故に喜怒共に極めて激烈なりと雖も」に白丸傍点]、其人心の詭秘を見ること甚だ深刻にして[#「其人心の詭秘を見ること甚だ深刻にして」に白丸傍点]、容易に他の欺く所とならざらむことを勉む[#「容易に他の欺く所とならざらむことを勉む」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]是れ彼れの一政友が[#「是れ彼れの一政友が」に白丸傍点]、常に此一事を以て彼れの缺點なりとする所なり[#「常に此一事を以て彼れの缺點なりとする所なり」に白丸傍点]※
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