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124)12128316
1116
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968
868
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1003
992
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1116
1116
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0
このあとは逆にやつて行くと穴の中は全部數字で埋められるが、その結果はすこしも不都合がなく上のやうになる。これが答だ。やれやれ骨を折つた。
解法は、何もこれ一つに限らず、もつといい別の方法があつてもいいわけで、よく考へて頂きたいものである。
このへんで例題の解説は打切ることとする。
四 “虫喰ひ算”大會について
いよいよこれから「“虫喰ひ算”大會」を開催する。第一會場から第三十會場まである。一會場につき、いづれも四題ぐらゐづつが掲げてある。じつくりとぶつかつて、推理の力により答を出して頂きたい。
空白の頁は、こまかい計算をしたり、またやり直すのに便利なために明けておいた。
一日に一會場以上は進まない方がよろしいと思ふ。どんどん通つてしまつては、頭も痛くなるであらうし、珠玉のやうな虫喰ひ算の味が十分は味へないと思ふ。
四問題のうち、初めの二問題か三問題は比較的やさしいが、後に出て來るものは大分むつかしくなつてゐる。
また最初のうちの會場は、わりあひ樂であるが、會場が進むにつれて、だんだんむつかしくなつて來る。第二十會場あたりからあとは相當お骨が折れて頭から湯氣を出されることと思ふ。その代り十分骨折り甲斐のある虫喰ひ算の魅力を滿喫せられることであらう。
尚、これらの答は、わざとつけてない。答を操つてみて、「ははあ、なんだこの□は9か」などとやられては、虫喰ひ算の妙味はなくなつてしまふ。もしやり方に詰つたら、その前の例題を復習して、虫喰ひ算の解き方のこつ[#「こつ」に傍点]を會得せられ、それからもう一度問題と取組んでいただきたい。
第一會場をパスすれば、第一階選士となられる。かくてどんどん進んで、第三十會場をパスすれば、當然第三十階選士として最高の名譽を獲得せられるわけで、メダルでも出したいところであるが、生憎手許にないのは遺憾である。
第三十階選士になつたからといつて、この虫喰ひ算の書はつまらないものと化したわけではない。また改めてもう一度第一會場からくりかへしてみられると、また新なる感興を覺えられるであらう。虫喰ひ算は、一度や三度[#「三度」はママ]解いたから、そのあとはもう興味索然とするやうな、そんな薄つぺら[#「薄つぺら」は底本では「薄つらぺ」]なものではない。かうして二度三度四度とやりかへすために、本書にインキで書き込むことは控へて、なるべく軟い鉛筆で記入されたいものである。
では會場を開きますぞ。さあさあ世界にめづらしい「“虫喰ひ算”大會」の會場は、こちらが出發點でございます。自信と興味のある方は、どんどんこの門から御入場なされませい。どうぞ、お先へ、お先へ……。
[#改ページ]
“虫喰ひ算”大會 第一會場
さあ、こちらが第一會場です。“虫喰ひ算”大會の出發點です。加へ算、引き算、掛け算、割り算と全部揃つてゐます。
(4)は、五つの穴から成立つてゐる數を、11[#「11」は縦中横]で割つた答が、穴の下に出てゐますが、殘りがあることに御注意のこと。(5)はこの會場で一番むつかしいものですが、よく見てゐれば、どこから解いたらいいか分ります。(分らない方に、智惠をちよつと貸しませうか。8に如何なる數をかけたら、一位に4の數が出るか、出てゐる桁は三桁ですから……そこまでいつては興味がなくなりますね、ごめんなさい)
(1)
□937
8□
109
+ 4□75
――――――
74□5
(2)
8□74□
− 6□23
――――――
□11□6
(3)
□□□□1□
× 7
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□999998
(4)
11)□□□□□
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
7996
殘り9
(5)
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28)1□□4
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□□4
□□4
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0
“虫喰ひ算”大會 第二會場
第一階選士となられた貴下の御來場を歡迎します。どうぞ本會場も見事にパスして、第二階選士の名譽を獲得せられんことを希望いたします。
本會場にも五問題が配置されてあります。
(1)はやさしい。(2)ではちよつと頭をおひねりになるでせう。(3)もへいちやら。(4)は、ちよつとむつかしさうに見えて、案外や
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