さしいです。右の方の或數字と或數字に注意力を向ければねえ。(5)は面白い問題です。三つのCと、それからBによく御注意を……いや、いはない方がよかつたかなあ。
(1)
526
− □7□
――――――
347
(2)
AB2DEF
× 2
――――――――
2DEFAB
(3)
9)□□□□□
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
4140
殘り8
(4)
823
× 1□
――――――
□□□5
823
――――――
□□□□5
(5)
DC
______
ABC)DEDC
DAB
――――――
CDC
CDC
――――――
0
“虫喰ひ算”大會 第三會場
こちらが第三會場です。今までとちがつて少しむつかしくなりますよ。
(1)の穴は8以内の數字をあてはめてください。(2)は樂ですね。(3)は、いささか骨つぽいですぞ。AとCを掛けて三十いくつになるためには、AとCはどんな數でなければならぬか。7と3は既に決まつてゐるからこれは除外です。また0でもあり得ない。3以下の小さい數字でもあり得ない。だんだん範圍が制限されてきますね。それにもう一つ考へ合はせます。最後のところで、3にAを掛けると、一位はCとなる。さういふ特定の數はたくさんありませんね。……ここらでお分りになるでせう。(4)は大したことありません。(5)は面白いです。
(1)
2344
□□□□
+ 5720
――――――――
13252
□ 8以内の數字のこと
(2)
□7□6□
× 7
―――――――――
3□29□6
(3)
A)3B7AC
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
CB73
(4)
AB□A
× AB
――――――
□□□□
□□□9
――――――
□□□B□
(5)
1□2
______
□□)□□□64
□□
―――――
246
□□1
―――――
□□4
□□4
―――――
0
[#第一段目「1□2」は底本では「1□4」]
[#第二段目の被除數「□□□64」は底本では「□□64」]
[#第四段目「246」は底本では「226」]
“虫喰ひ算”大會 第四會場
前會場で第三階選士を獲得なされて、おめでたうございました。しかし、前會場は、ちよつとこたへたやうでございますね。
本會場は、その埋合はせに、比較的やさしく且つ面白いものを並べてあります。(5)に於いては、答のところにAが二つありまして、そこに……。
喋りすぎるぞ、といふお叱りです。はいはい、では沈默いたします。
(1)
674□
2□7
63
+ 2□□8
―――――――
□□1□3
(2)
7)□□□□□
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
6618
殘り1
(3)
CB8A6
× A
―――――――――
21CB8A
(4)
2N8
2N2
88N
+ N2N
―――――――
2164
(5)
A7A
______
□□)1□□□□
1□□
―――――
□□
□□
―――――
□□□
□□□
―――――
0
“虫喰ひ算”大會 第五會場
いらつしやい、ここが第五會場です。
いかがですか。大分面白くなりましたね。本會場も五問題を用意してございます。
(1)、(2)、(3)は、居睡りしてゐてもお出來になりませう。
(4)は? “この計算は間違ひぢやないかなあ、三桁の數をかけてあるのに、計算は二桁しか出てをらんぞ”と、誰方か喚いてゐますが、やれやれお氣の毒。
(5)は三段目の4[#「4」は底本では「5」]にお目をとめられて[#「お目をとめられて」は底本では「お目とめられて」]……。いや、餘計な口出し[#「餘計な口出し」は底本では「餘計なこと口出し」]でしたかね。
(1)
□□7□4□
× 7
―――――――――
1□2□8□1
(2)
□84562
− 8□1□3
―――――――――
6□7□7□
(3)
□2□
_____
8)3□24
(4)
WTFR
× STX
――――――――――
XRSY
SWQY
――――――――――
SYRQSY
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