しょうよ。……やがてその晩、ドロシーダ・ペトローヴナが言うには、
――ねえ、それじゃいけないよ……まんじりともしないで、まるで石みたいにコチコチになって臥ているなんてさ。それじゃ身が持たないよ――お泣き、思いっきり泣いて泣いて、泣きつくしておしまい。」
と言われてわたしは、
――それが駄目なのよ、小母さん……胸のなかがまるで炭火のように、かっかと燃えるんですもの、消そうたって消せないわ。」
すると小母さんは、
――まあそうなのかい。じゃもういよいよ、この水筒の御厄介になるんだね。」
そう言って例の壜から一杯ついでくれて、
――いつぞやは、これをやるんじゃないよと言って、お前さんに禁《と》めだてをしたわたしだけれど、もうこうなったら仕方がない。まあ一杯やって、その炭火を消すがいいさね。」
わたしが、『いやですわ』と言うと、小母さんは、
――お馬鹿さんだねえ。誰が初めから好き好んで、こんなものを飲むものかね。そりゃこれはなんとも言えずにがいさ。だが歎きの毒は、これよりもっとにがいんだよ。そこでこの毒の汁を炭火にぶっかけてごらん――たちまち消えてしまうから妙さ。ぐっとおやり
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