理、美学、作文修辞学、倫理、外国語等専門学校令によるものの外、文学概論、日本文学史、日本現代文学概観、日本文化研究、世界文芸思潮史、外国作家研究等の一般文学的教養としての高等知識を授け、更に専門学としては日本及び西洋演劇史、演劇本質論、近代劇論、科白原論、視覚芸術論、音楽解説、演出研究、演技論及び各演技実習、戯曲研究、舞台美術研究等の科目を置き、以上は演劇映画両科共通とし、選択必修課目としては、演劇専攻者のためには日本新劇史、演出論、演劇論史、舞台機構論、戯曲論を、映画専攻者のためには、映画史、映画芸術論、映画技術論、映画製作機構研究、シナリオ研究、映画監督術等を聴講させることにした。
外国語は、英語を必修とし、仏語を随意選択とする。
映画の専攻科目は、将来、経費の許す限り増設するつもりであるが、それまでは、特別講義として、随時に、必要な知識を与へる計画である。
勿論、この学校を出ただけで、専門技術家としての資格を得ることは期待できないが、実地の研究にはいる基礎ができてゐるといふことは、将来、どれだけの強味であるかわからない。なほ、卒業後の需要範囲といふことについていへば、これは
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