つた。
今度、われわれは、その点にも一つの試みを断行し、装置のプランは演出者自身の手でこれを案出し、装飾的部分で画家の協力を求めることにした。幸ひ、僕と親しい中川紀元氏が、その闊達自在な筆を以て、曾遊の地朝鮮の「色」を出してくれることになつた。二重の意味で、一般観客諸君の注意を促したいと思ふ。(一九三五・一〇)
底本:「岸田國士全集22」岩波書店
1990(平成2)年10月8日発行
底本の親本:「現代演劇論」白水社
1936(昭和11)年11月20日発行
初出:「築地座 第二十九号」
1935(昭和10)年10月26日発行
※初出時の題は「「秋水嶺」上演について」。
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:tatsuki
校正:門田裕志
2009年9月5日作成
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