が矯激に失した恐れがあるが、これは正宗氏だけに云ふのではないと思つて頂きたい。
更めて云つて置く。僕は、今後も文学上の意見を発表するつもりである。それが若し、「仏蘭西文学の標準」によつてゐるらしく思はれても、僕は、日本文学を仏蘭西文学にしようなどゝいふ野心は毛頭ないのである。
僕はあくまでも、日本人である「僕の標準」を有つてゐる。
底本:「岸田國士全集20」岩波書店
1990(平成2)年3月8日発行
初出:「文芸春秋 第三年第六号」
1925(大正14)年6月1日発行
入力:tatsuki
校正:門田裕志、小林繁雄
2005年9月10日作成
青空文庫作成ファイル:
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