、最も自然であり、健康であり、そして頼もしい態度なのだと思ふ。油断とか弛緩とかを心配する人もあるやうだが、それはまた話が別なのである。
 私は、あるがまゝの日本に、希望と信頼とをもつ。漕ぎ手は揃ひ、船あしは早いのである。舵を誤らざらんことを祈るばかりである。



底本:「岸田國士全集24」岩波書店
   1991(平成3)年3月8日発行
底本の親本:「従軍五十日」創元社
   1939(昭和14)年5月8日発行
初出:「文芸春秋 第十六巻第二十一号」
   1938(昭和13)年12月1日発行
   「文芸春秋 第十七巻第一号」
   1939(昭和14)年1月1日発行
   「文芸春秋 第十七巻第三号」
   1939(昭和14)年2月1日発行
   「文芸春秋 第十七巻第五号」
   1939(昭和14)年3月1日発行
   「文芸春秋 第十七巻第七号」
   1939(昭和14)年4月1日発行
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
※複数行にかかる中括弧には、けい線素片をあてました。
入力:tatsuki
校正:門田裕志
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