かもなおこれは、その住民が自然が要求する時期になっても結婚せず、また結婚しても当然もつべきほどの子供をもたないというので、彼が非難しているように思われる都市の、ことなのである3)[#「3)」は縦中横、行右小書き]。ヴォー州における年結婚の年出生に対する一般的比率は一対三・九であり4)[#「4)」は縦中横、行右小書き]、従ってもちろん、普通の計算法によれば、各結婚は三・九人の子供を産むことがわかるであろう。
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1)[#「1)」は縦中横] Id. p. 29 et seq.
2)[#「2)」は縦中横] 再婚や三婚があるから、結婚の出産性は常に既婚婦人の生殖力よりも低くなければならぬ。夫の数は考慮せずに母だけがここで考慮されている。(訳註――この註は第二版には全然なく、また第三版では次の形であった。『ミウレ氏はこの計算における母が一度以上結婚したものかどうかを述べていない。再婚や三婚があるから、結婚の出産性は常に既婚婦人の生殖力よりも低くなければならぬことは明かである。夫の数は考慮せずに母だけがここで考慮されているということは、ありそうなことである。』本文の形になったのは、第四版以後のことである。)
3)[#「3)」は縦中横] 〔Me'moires, etc., par la Socie'te' Econ. de Berne. Anne'e 1766, p. 32.〕
4)[#「4)」は縦中横] Id. table i. p. 21.
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ヴォー州を八つの異る地区に分って、ミウレ氏は、次のことを発見した。すなわち七都市においては平均寿命は三六で、生命蓋然率または生れた者の半数が生存する年齢は三七年である。三六箇村においては、平均寿命は四〇、蓋然率は四七である。ユラ地方の七教区においてはこれら二つの比率は三八及び四二であり、十二の穀物生産教区においては三七及び四〇、大葡萄園地域の十八教区においては三四及び三七、葡萄園と高台との交錯した六教区においては三三・九及び三六、沼沢地の一教区においては二九及び二四である1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。
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1)[#「1)」は縦中横] Id. table viii. p. 92 et seq.
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もう一つの表から見ると、一五歳以下で
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