明の劣れる地方よりも、積極的妨げの行われる程度は少く、予防的妨げの行われる程度は強いことが、わかると思う。
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〔訳註〕このパラグラフ以下は第二版より現わる。
[#ここで字下げ終わり]
 蒙昧諸民族の人口に対する優越的妨げたる戦争は、最近の不幸な革命戦を含めても、確かに減少している。そして身体の清潔の程度の向上、都市の清掃及び建設法の改善、経済学の知識の進歩によるより[#「より」に傍点]公平な土地生産物の分配が、普及して以来、疫病《ペスト》、激しい疾病、及び飢饉は確かに緩和され、また以前より頻繁でなくなった。
 人口に対する予防的妨げについて云えば、そのうち道徳的抑制1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]の部類に属するものは、現在では男子の方では余り行われていないと認めなければならないが、しかし私は、前に考察した国よりも多く行われている、と確信する。そして、近代ヨオロッパにおいては、過去の時代や文明の劣れる国民よりも、女子の遥かに大きな部分がその一生涯のうちの大きな部分を、この徳を実行して送っていることは、ほとんど疑い得ないところである。しかしそれはとにかくとして、
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