主の土地に充用されるのである。他の場合では、国の新旧はこの点において大きな重要性を有たない。おそらく大英国の食物は、二千年、三千年、または四千年以前よりも、現在の方がより[#「より」に傍点]潤沢にその住民に分配されている。そして、蘇格蘭《スコットランド》のハイランド地方の貧しく人口稀薄な地方は、ヨオロッパの最も人口稠密な地方よりも、過剰人口により[#「より」に傍点]多く悩んでいるのである。
もしある国が、技術のより[#「より」に傍点]進んだ国民によって決して侵略されることなく、それ自身の文明の自然的進歩のままに委ねられるならば、その生産物を一単位と考え得る時から百万単位と考え得る時まで、数千年数万年の間、人民の大衆が、直接にか間接にか、食物の不足に悩まなかったと云い得る時は、ただの一時もないであろう。歴史あって以来、ヨオロッパのあらゆる国では、それに関する記録をはじめてもって以来、幾百幾千万の人類は、――もとよりこれら諸国のあるものではおそらく絶対的の飢饉は一度も起らなかったかもしれぬが、――この単純な原因により抑圧され来っているのである(訳註)。
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〔訳註〕第
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