ぬように、思われるのである。』
 なおこれ以後の四パラグラフは、大体において第一版を基礎とする。Cf. 1st ed., pp. 135−139.
[#ここで字下げ終わり]
 私は、人口が、それに比例する生活資料の増加なくして永続的に増加し得る場合があることを、述べた。しかし、食物とそれにより養われる人口との間の比率の、国を異にするにより生ずる変化には、越し得ない限度があることは、明かである。人口が絶対的に減少しつつはない国においては、すべて、食物は必然的に、労働者階級を扶養し維持するに足るものでなければならない。
 他の事情が同一ならば、一国の人口の多寡は、それが生産しまたは獲得し得る人類食物の量に比例し、また幸福の程度は、この食物の分配される量、すなわち一日の労働が購買する量に比例する、と断定し得よう。麦産国は畜産国よりも人口が多く、また米産国は麦産国よりも人口が多い。しかし彼らの幸福は、人口の粗密にも、国の貧富にも、国の新旧にも依存せず、人口と食物とが相互にとる比率に依存するのである。
 この比率は一般に、新植民地で最も良いのであるが、そこでは、古国の知識と勤労とが、国の肥沃な無
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