、この疾病の歴史から見て、これは天候や季節の過去または現在の情勢とはほとんどまたは全く関係するところがないらしく、そして厳霜の候には幾分減退するが、時期と空気の状態とを問わず伝染流行する、と云っている。吾々は思うに天然痘がどういう状況の下ではっきり発生したかという事例は知らない。従って私は、貧困と密集家屋とがそれを絶対的に発生せしめたのだとは云うつもりはない。しかし私は、その囘起が規則的であり、そしてそれが、子供なかんずく下層階級の子供の間に猖獗を極めるところでは、通常よりも甚だしい上記の事情が、常に天然痘の発生に先行しまたは同伴しなければならぬ、ということにならざるを得ない、換言すればその流行が終ると、子供の平均数が増加し、人民はその結果としてより[#「より」に傍点]貧しくなり、家屋はますます密集して、そしてついに次囘の襲来がこの過剰人口を除き去るのである、と。
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1)[#「1)」は縦中横] Hist. of Air, Seasons, etc., vol. ii. p. 411.
[#ここで字下げ終わり]
これらの場合にはいずれも、現実の疾病を発生せしめる
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