ている間はその増加は極めて遅々たるものであったが、エジプトの肥沃な地方に定着するや、その滞留の全期間に亙って十五年ごとに人口を倍加したと計算されている1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。しかし遠い事例を縷説せずとも、アメリカにおけるヨオロッパ人の植民地は、思うに未だかつて疑われたことのない一命題の真理なることを、十分に証明するものである。ほとんどまたは何物をも提供せずに肥沃な土地を豊富に得られるということは、一般に一切の障害に打勝つほど強力な人口増加の原因たるものである。
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1)[#「1)」は縦中横] Short's New Observ. on Bills of Mortality, p. 259. 8vo. 1750.
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いかなる植民地も、メキシコ、ペルウ、キトウにおけるスペインの植民地ほど劣悪な監理を受けているものは、容易にあり得ないであろう。母国の圧政と迷信と罪悪とはその植民地に多量にもたらされた。国王は法外な租税を誅求し、その貿易には勝手極まる制限が課せられ、そして総督は主人のためにも自分のためにも苛斂誅求を逞しくするに後
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