黷とらなかった。しかもかかる一切の困難にもかかわらず、植民地は急速にその人口を増加した。インディアンの一村落にすぎなかったキトウ市は、約五十年以前に五、六万の住民を有した、とウロアは述べている1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。征服以後に創設されたリマは、一七四六年の大震災前に、それと同一またはより[#「より」に傍点]以上の人口を有していた、と同じ著者は云っている。メキシコは十万の人口を有すると称されているが、これは、スペインの著者達の誇張にもかかわらず、モンテズマ時代の人口の五倍に当ると想像されている2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]。
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1)[#「1)」は縦中横] Voy. d'Ulloa, tom. i. liv. v. ch. v. p. 229. 4to. 1752.
2)[#「2)」は縦中横] Smith's Wealth of Nations, vol. ii. b. iv. ch. viii. p. 363.
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ほとんど同様の圧政下にあるブラジルのポルトガル植民地には、三十年以上前に、ヨオロッパ系の住民六十万が
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