康を保つに必要な食物と施設とを超過したのだという考えを、抱かざるを得ない。この仮定によれば、人民の大衆は、生活を低下せざるを得なくなり、そしてより[#「より」に傍点]多数のものが一つの家に群集するに至っていたのであろう。そして国は絶対的の意味では、密集し人口稠密であったわけではなくても、これらの自然的原因は明かに疾病を生ずるに与って力あったことであろう。たとえ人口稀薄な国ですら、食物が増加し住居が増加しないうちに人口増加が行われるならば、住民は余地と食物とに苦しまなければならない。もし蘇格蘭《スコットランド》のハイランド地方で、今後十年か十二年間、結婚がもっと頻繁になるかもっと多産的になり、しかも移民が行われないならば、一軒の小屋に五人ではなく七人いることにもなろう。そしてこの事実は、生活程度を低下する必要と相俟って、明かに一般民の健康に対し最も好ましからぬ影響を与えることであろう。
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    第十三章 以上の社会観察による一般的推論

 上来述べ来った諸妨げが緩慢な人口増加の直接的原因であり、そしてこれらの妨げが主として生活資料の不足から生ずるものであることは、生活資
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