牛・の出産性を表わしもしなければ、また結婚まで生存する産児の比率を表わしもしない。
[#ここから2字下げ]
『人口増加の速度は、各一結婚当りの産児の数と、この数のうち結婚まで生存するものの比率とに、依存する。この速度の尺度は、死亡以上に出ずる出生の超過が総人口に対して採る比率である。』
 以上が第二版の削除された部分であるが、この次のパラグラフは、第三版以後と同じく、『出生の死亡に対する』云々ではじまるものであり、訳註で特に断ってあるものの外は大体次と同じである。
[#ここで字下げ終わり]
 出生の死亡に対する比率、及びこれらの総人口に対する比率が分れば、読者が一見してこれから増加率と倍加期間を知ることが出来るように、私はユウラアの計算になる二表をジュウスミルヒから転載することとするが、この表は私は極めて正確なものと信じている。第一表は死亡率が三六分の一と仮定した場合に限るから、従ってかかる死亡率の国でなければ適用し得ない。第二表は一般的であり、もっぱら埋葬以上に出ずる出生の超過が総人口に対して採る比率を基礎とするものであるから、従って死亡率の如何《いかん》を問わず、広くあらゆる国に適
前へ 次へ
全434ページ中353ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
マルサス トマス・ロバート の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング