B彼が述べているもう一つの結婚阻害の原因は、奢侈であり、彼によれば、少くとも人々は年齢が進むまでこのため結婚しないので、生れる子供は虚弱である。『かくしてあらゆる種類のいかに多くの男子が独身生活を送ることか。またあらゆる階級のいかに多くの女子が結婚せずに終ることか。彼らは今世紀の始めには、または一七四五年のおそきですら、数多い健康な子供達の親となっていたはずのものである、』と。
[#ここから2字下げ]
 1)[#「1)」は縦中横] Vol. v. p. 1.
[#ここで字下げ終わり]
 より[#「より」に傍点]少い人手しか必要としない牧畜法や改良農法の採用によって、人口がむしろ減少した地方で、こうした結果は主として起ったのである。そして、前世紀の終りまたは今世紀の始め以来の人口の減少が、その各時期における出生率で推算されているのは、特にスイスやフランスについて注意した誤りに陥ったものであり、その結果として人口の相違は実際よりも大きくなったことを、私はほとんど疑わないのである1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。
[#ここから2字下げ]
 1)[#「1)」は縦中横] ある筆者はこの事情
前へ 次へ
全434ページ中274ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
マルサス トマス・ロバート の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング