Dましい徴候であるが、しかし人口が十分に稠密な平均的国家では、高い出生率ほど悪い徴標はあり得ず、また低い出生率ほど良い徴標はあり得ない。
 サア・フランシス・ディヴェルヌワは次の如く述べているが、これは極めて正しい、曰く、『もしヨオロッパの各国が毎年その人口の正確な報告を作って発表し、第二欄に綿密に正確な小児の死亡年齢を記入するならば、この第二欄は政府の相対的の功績とその国民の比較上の幸福を示すことであろう。しからば単純な算術的叙述がおそらく、引証し得るあらゆる論証よりも決定的なものとなるであろう1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。』かかる表から下さるべき推論の重要性については、私は全く彼に同意する。そしてかかる推論を下すに当っては、子供の出生数を表わす欄よりも、幼年期を生残して成人に達したものの数を表わす欄の方に、より[#「より」に傍点]多くの注意を払うべきは、明かである。そしてこの後者の数は、ほとんど常に、出生の総人口に対する比率が最小の場合に最大であろう。この点において我国はノルウェイとスイスの次に位するのであるが、これは我国の大都市や工場の数を考えると、確かに極めて異常な事
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