疑いもなく従来それによって養われていたものの間には最も錯雑した災厄が生ずるであろうが、しかし私は、社会の労働部分一般の境遇も、この国の人口も、これによって損害を蒙るとは、考えないのである。フランスにおける私生児の比率は、全出生の四七分の一から一一分の一へというような異常な増加を示したのであるから、より[#「より」に傍点]多くのものが養育院に遺棄され、またこれらのうち通例以上のものが死亡することは明かであるが、しかも、通例の数以上のものが家庭で育てられ、そしてかかる恐るべき収容所の死亡を免れ得たであろう。養育院の基金が乏しいことから見て、適当な保姆は傭うことが出来ず、多数の子供が絶対的飢餓で死亡したことと思われる。養育院のあるものはついに新たな収容を拒避したが、これは極めて当然なことである。
 報告は、全体として、フランスの国内状態に対して好ましい光景を示していない。しかし若干は疑いもなくこれら報告の性質に帰せらるべきものである。けだしこの報告は、各県の状態を説明した記述と、政府から援助または救済を得る目的をもつ特別の要求とから、成るものであるから、それがむしろ好ましくない方面の陳述に偏
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