沃な国であり、その大きな部分は毎年二毛作を生じ、更に人民は非常につつましく暮している、と確言される時には、吾々は、下層階級の行状習慣や早婚に対する奨励のことをくどくどと研究してみなくとも、人口は莫大であるに違いない、と確実に推論し得よう。しかし、より[#「より」に傍点]以上の人口増加に対する妨げはいかように働いているか、この国の人口支持能力以上に出ずる人口増加を防止する罪悪は何であり困窮は何であるか、を確かめるには、これらの研究は非常に重要なものであり、下層支那人の慣習に関する詳細な歴史は最も有用なものであろう。
『ヒュウムは、その古代と現代の諸国民の人口の多少に関する論文において、彼れのいわゆる原因に関する研究と事実に関する研究とを混同してしまって、ために彼日頃の洞察力をもってしても、彼が挙げている原因の若干は、彼をして古代の諸国民の現実の人口につき、何らかの判断を下さしめる上に、いかに無力なものであるかに、気がついていないように思われる。もし何らかの推論がそれから引き出し得るとすれば、おそらくそれはヒュウムのそれとは正反対でなければならぬ。もっとも私は、かかる問題については何人に
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