チてまた人口にとり、極めて不利であることが見られるであろう。
この故に私は、ロウマの世界はおそらく、トラヤヌス帝及びアントニヌス家の下にあった長い平和期に最も人口が多かったとヒュウムが想像しているのは1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]、誤りであると考える点において、ウォレイス2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]に同意せざるを得ない。吾々は、勤労が引続き活溌な間は戦争は大して人口を減少せしめるものでなく、また人々が生活資料を見出し得ぬ時は平和も人口を増加せしめないことを、よく知っている。それ故に、トラヤメス帝の下における結婚に関する法律の更新は、悪習と、勤労の沈滞とが、引続き流行していることを指示するものであり、そして大きな人口増加を想像することとは矛盾するように思われる。
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1)[#「1)」は縦中横] Essay xi. p. 505.
2)[#「2)」は縦中横] Dissertation, Appendix, p. 247.
[#ここで字下げ終わり]
おそらく、莫大な数に上る奴隷が、ロウマ市民の不足を補って余りあろう、と云われるかもしれない。しかし
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