] Id. c. v. p. 221.
[#ここで字下げ終わり]
情欲の統御に関するかかる厳格な教義の外に、なお他の事情が、おそらく、結婚を奨励する律令が十分にその効果を挙げることを、妨げているのであろう。
人民は階級に分たれており、同山家族は同一職業を世襲するので、この事情は各個人に、生計に関する将来の見通しを明白に指示することとなり、そして父の収益から見て、同じ職業で家族を養っていけるか否かを容易に判断し得ることであろう。そして彼れの階級に適する職業で生活が出来ない時には、ある制限の下で、他の職業に生活を求めることは許されているが、しかしこの便法に頼る時にはある種の恥辱が伴うように思われる。そして、かくの如くにその階級から脱落し、このようにはっきりとその生活条件を低下しなければならぬことが確実にわかっていながら、なおかつ多数のものが結婚するとは、考えられぬことである。
これに加うるに、妻の選択は非常に困難な点であるように思われる。男子はかなりの間未婚でいなければ、立法者が規定しているような伴侶がなかなか見附からぬであろう。ある種類の家族は、それがいかに豪家であっても、またいか
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