てふ触れ込みの患者一人殖えて、そが妻と覚しき美しき女の、七ツばかりなる女の子携へたるが、絶えず見舞に来りて、骨身を砕くいたわり方を、見るほどのものいとしがらぬはなしとかや。(『文芸倶楽部』一八九七年一月)



底本:「紫琴全集 全一巻」草土文化
   1983(昭和58)年5月10日第1刷発行
初出:「文芸倶楽部」
   1897(明治30)年1月
※疑問箇所の確認にあたっては、「日本現代文學全集 10 樋口一葉集 附 明治女流文學」講談社、1962(昭和37)年11月19日発行を参照しました。
入力:門田裕志、小林繁雄
校正:松永正敏
2004年9月20日作成
2005年11月6日修正
青空文庫作成ファイル:
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