た。
「島生活は、きょうからはじまるのだ。はじめがいちばんたいせつだから、しっかり約束しておきたい。
 一つ、島で手にはいるもので、くらして行く。
 二つ、できない相談をいわないこと。
 三つ、規律正しい生活をすること。
 四つ、愉快な生活を心がけること。
 さしあたって、この四つを、かたくまもろう」
 一同は、こころよくうなずいた。榊原《さかきばら》運転士が、一同を代表して、
「みんなは、きっと、この四つの約束をまもります」
 といった。それから運転士が一同にむかって、ことばをつづけた。かれは食糧がかりであった。
「三度の食事のことだが、米の飯は、常食にできない。みんなも知ってのとおり、米は、二俵しかない。できるだけ長く、食いのばすことにしなければならないから、一日に、おわんにぬれ米二はいを十六人でたべることにしたい。こうすると、来年の二月、三月ごろまでは、どうやら、米があるみこみがたつ。おかゆにもできないから、重湯をたくさんこしらえて、一日に三度飲むことにして、あとは、かめや魚で、腹をこしらえることにしたい。どうだろう。それとも、ほかに、いいちえがあるか。あったら、えんりょなくいっ
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