非難されていたが、しかし、ガンヂーの非協力や、絶食は、先生も認めていられたようだ。僕はそれと同じ意味でストライキをやりたいと思っているんだ。」
言うことが大げさすぎる、と、新賀はそう思ったが、今度は笑わなかった。何か笑えないものを次郎の気持に感じたのである。
梅本は心配そうに首を何度もかしげていた。それに気づくと、次郎はまた起きあがって、
「僕の言うこと変なんかね。」
「変じゃないけれど、少し考えすぎているよ。」
「考えすぎている? しかし、学校が不正に屈服するか否かの問題だぜ。いや正義が世の中に行われるか否かの問題だぜ。僕たちは、正義のために、権力に対して反省を要求しなければならないんだ。だから――」
「よし、わかった。」と、新賀がどなるように、次郎の言葉をさえぎった。
「君の言っている理窟はよくわかった。しかし、いざストライキという場合、みんなが君のいうような理窟で動くと思うかね。いや君自身、教頭や配属将校に対する感情をぬきにして、純粋にそうした道理で動けると思うかね。」
次郎は、はっとしたように眼を見はった。
そう言われると、頬骨の高い、三角形の眼をした西山教頭の顔と、蟇
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