がやったのである。
コゼットは白|琥珀《こはく》の裳衣の上にバンシュ紗《しゃ》の長衣をまとい、イギリス刺繍《ししゅう》のヴェール、みごとな真珠の首環《くびわ》、橙花《オレンジ》の帽をつけていた。それらは皆白色だったが、その白ずくめの中で彼女は光り輝いていた。美妙な純潔さが光明のうちに綻《ほころ》びて姿を変えようとしてるありさまだった。処女が女神になろうとしてるのかと思われた。
マリユスの美しい髪は艶々《つやつや》として薫《かお》っていた。その濃い巻き毛の下には所々に、防寨《ぼうさい》での創痕《きずあと》である青白い筋が少し見えていた。
祖父は昂然《こうぜん》として頭をもたげ、バラス([#ここから割り注]訳者注 革命内閣時代の華美豪奢な人物[#ここで割り注終わり])の時代のあらゆる優美さを最もよく集めた服装と態度とをして、コゼットを導いていた。ジャン・ヴァルジャンが腕をつっていて花嫁に腕を貸すことができなかったので、彼がその代わりをしているのだった。
ジャン・ヴァルジャンは黒い服装をして、そのあとに従いほほえんでいた。
「フォーシュルヴァンさん、」と祖父は彼に言った、「実にいい日
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