スものかしら。」とボシュエは言った。
「雨《あべ》が降ってるぜ。」とジョリーは言った。「僕は火の中にでも飛び込ぶとは誓ったが、水の中でぼとは言わなかった。風邪《かぜ》を引いちゃ、つばらない。」
「僕はここにいよう。」とグランテールは言った。「棺車より食事の方がいいや。」
「結局このままじっとしてることにしよう。」とレーグルは言った。「でおおいに飲もう。それに葬式には行かなくとも、暴動には加わり得るんだ。」
「ああ暴動か、賛成だ。」とジョリーは叫んだ。
 レーグルは両手をすり合わして言った。
「いよいよ一八三〇年の革命に少し手入れをする時になったんだ。実際それは人民を窮屈にしてるからね。」
「君の言う革命なんか僕にはどうだっていい。」とグランテールは言った。「僕は別に今の政府を憎みはしない。それは綿の帽子で和らげた王冠だ。先が雨傘《あまがさ》になってる王笏《おうしゃく》だ。実際今日のような天気では、僕はこう思うんだ。ルイ・フィリップはその王位を利用することができる。すなわち笏《しゃく》の方を人民に差し伸べ、雨傘《あまがさ》の方を空に開くことだ。」
 室《へや》の中は暗かった。大きな雲が日
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