き間から何かがはいってきたかと思われるばかりにひらめいた。それとほとんど同時に激しい雷鳴がとどろき渡った。ふたりの子供は声を立てて、金網がはずれかけたほど急に飛び上がった。しかしガヴローシュはきつい顔を彼らの方へ向け、雷鳴とともに笑い出した。
「静かにしろ。お堂を引っくり返しちゃいけねえ。なるほどいい雷だ。花火線香のような奴《やつ》とは違ってらあ。上できだぞ! アンビギュ座にも負けないできだ。」
そう言って彼は金網をなおし、静かにふたりの子供を寝床の上に押しやり、すっかり長くなるようにその膝《ひざ》を押さえて伸ばしてやり、そして叫んだ。
「神様が蝋燭《ろうそく》をつけてくれるから、俺は自分のを消そう。さあお前たち、眠るんだぞ。眠らないのはごく悪いや。眠らないと門がねばるぜ、上等の言葉で言やあ、口が臭くなる。よく毛布《けっと》にくるまれよ。消すぞ。いいか。」
「ええ、」と年上の方がつぶやいた、「いいよ。頭の下に羽でも敷いたようなの。」
「頭と言うんじゃねえ、」とガヴローシュは叫んだ、「雁首《がんくび》と言うんだ。」
ふたりの子供は互いに抱き合った。ガヴローシュはその位置を蓆《むしろ》
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