ュが人形や窓ガラスやウィンゾール石鹸などをのぞいてる間に、彼より小さなかなりの服装をしたふたりの子供が、それも背たけが異なってひとりは七歳くらいでひとりは五歳くらいだったが、おずおずと戸のとっ手を回して、店にはいってゆき、おそらく慈悲か何かを願いながら、懇願というよりもむしろうめきに似た声でぶつぶつつぶやいた。ふたりは同時に口をきいたが、年下の方の声は嗚咽《おえつ》に妨げられ、年上の方の声は寒さに震える歯の音に妨げられて、言葉は聞き取れなかった。理髪師は恐ろしい顔をしてふり向き、剃刀《かみそり》を手にしたまま、左手で年上の方を押し返し、膝頭《ひざがしら》で年下の方を押しのけ、ふたりを往来につき出して、戸をしめながら言った。
「つまらないことにはいってきやがって、室《へや》が冷えっちまうじゃないか」
 ふたりの子供は泣きながらまた歩き出した。そのうちに雲が空を通って、雨が降り始めた。
 少年ガヴローシュはふたりのあとに駆けていって、それに追いついた。
「おい、お前たちはどうしたんだい。」
「寝る所がないんだもの。」と年上の方が答えた。
「そんなことか。」とガヴローシュは言った。「なんだつ
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