せさせる。現象は常にまたおのれの上にかえり来る。宇宙の広大なる交易のうちにおいて、普遍的生命は測り知るべからざる量をもって往来し、目に見えざる神秘なる発散のうちにすべてを巻き込み、すべてを使用し、あらゆる眠りの一つの夢をも失わず、ここには一つの極微動物の種をまき、かしこには一つの星を粉砕し、顫動《せんどう》し、波動し、光を力となし思想を原素となし、伝播《でんぱ》して分割を許さず、「我」という幾何学的一点を除いてはすべてを溶解し、すべてを原子的心霊に引き戻し、すべてを神のうちに開花させ、最も高きものより最も低きものに至るまで、あらゆる活動を眩暈《げんうん》するばかりの機械的運動の暗黒中に紛糾させ、昆虫《こんちゅう》の飛翔《ひしょう》を地球の運動に結びつけ、大法の一致によってなすや否やはわからないが、蒼空《そうくう》のうちにおける彗星《すいせい》の運動を一滴の水のうちにおける滴虫の旋転に従属させる。実に精神をもって機械となしたものである。最初の機関を羽虫とし最後の車輪を獣帯星とする巨大なる連動機である。

     四 鉄門の変化

 その庭は、昔は放逸の秘密を隠すために作られたのであるが
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