教官、七人の法王庁分担大書記官のひとり、リベリア本院の記章帯有のキャノン牧師、聖者代弁人すなわち聖者の請願師[#「聖者の請願師」に傍点]、これは列聖事務に関係あることで、ほとんど天国区隊の参事官ともいうべき意味である。終わりにふたりの枢機官、リュゼルヌ氏とクレルモン・トンネール氏。リュゼルヌ枢機官は文筆の才があり、数年後にはコンセルヴァトゥール紙にシャトーブリアンと相並んで執筆するの光栄を有した。クレルモン・トンネール氏はツールーズの司教であって、しばしばパリーにやってきて、陸海軍大臣だったことのある甥《おい》のトンネール侯爵の家に滞在した。彼は快活な背の低い老人で、教服をまくって下から赤い靴下《くつした》を出していた。その特長は、大百科辞典をきらうことと、撞球《たまつき》に夢中になることとであった。当時、クレルモン・トンネールの館《やかた》があったマダム街を夏の夕方などに通る者は、そこに立ち止まって、撞球の音を聞き、随行員でカリストの名義司教たるコトレー師に向かって、「点数[#「点数」に傍点]、三つ当りだ[#「三つ当りだ」に傍点]、」と叫ぶ枢機官の鋭い声を聞いたものである。クレルモ
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