Yボンとやせた足とをもって、タレーランの家へ行く途中に時々この客間を見舞った。彼はもとアルトア伯爵の遊び仲間であった。そして美婦カンパスプの前に膝《ひざ》を折ったアリストテレスと反対に、女優ギマールを四つ足で歩かし、それによって哲学者の仇《あだ》を大法官が報じたことを古今に示したのである。
 牧師の方には次のような人々がいた。アルマ師、これはフードル紙上の仲間たるラローズ氏が、「へー[#「へー」に傍点]、何者だ[#「何者だ」に傍点]、五十歳にも満たないで[#「五十歳にも満たないで」に傍点]、たぶん黄口の少年輩だろう[#「たぶん黄口の少年輩だろう」に傍点]、」と云ったその人である。それから、国王の説教師であるルツールヌール師。まだ伯爵でも司教でも大臣でも上院議員でもなく、ボタンの取れた古い教服を着ていたフレーシヌー師。サン・ジェルマン・デ・プレ会堂の司祭クラヴナン師。次に、法王の特派公使。これは当時ニジビの大司祭マッキ閣下と称し後に枢機官になったが、その瞑想的《めいそうてき》な長い鼻で有名だった。なおもひとりイタリーの高僧がいたが、次のような肩書きがついていた、すなわち、パルミエリ師、宮
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