その上、ジョンドレットとルブラン氏とのその恐しい会合から、自分の知りたく思ってることについて何かの手掛かりが得られはすまいかと、彼は望んでいたのである。

     十九 気にかかる暗きすみ

 ルブラン氏は腰をおろすや否や、寝床の方を見やった。だれも寝てはいなかった。
「けがをしたかわいそうな娘さんはいかがです。」と彼は尋ねた。
「よくありません。」とジョンドレットは心配そうなまた感謝してるような微笑をして答えた。「大変悪うございます。それで姉に連れられて、ブールブ施療院へ繃帯《ほうたい》してもらいに行きました。間もなくお目にかかるでございましょう、すぐに帰って参りますから。」
「御家内はだいぶおよろしいようですね。」とルブラン氏は女房の変な服装をじろりと見やって言った。彼女はその時、既に出口を扼《やく》してるかのようにルブラン氏と扉《とびら》との間に立って、威嚇《いかく》するようなまたほとんど戦わんとしてるような態度で彼を見守っていた。
「家内はもう死にかかっているのでございます。」とジョンドレットは言った。「ですが旦那様《だんなさま》、非常に元気がございましてな、女というよ
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