じゅす》の外套《がいとう》の下に隠されていた。長い上衣の下からは絹の半靴《はんぐつ》にしめられた小さな足が少し見えていた。
彼女はやはりルブラン氏といっしょだった。
彼女は室《へや》の中に数歩進んで、テーブルの上にかなり大きな包みを置いた。
ジョンドレットの姉娘は、扉《とびら》の後ろに退いて、そのビロードの帽子、その絹の外套、またその愛くるしい幸福な顔を、陰気な目つきでながめていた。
九 泣かぬばかりのジョンドレット
部屋はきわめて薄暗かったので、外からはいってくるとちょうど窖《あなぐら》へでもはいったような感じがする。それで新来のふたりは、あたりのぼんやりした物の形を見分けかねて、少しく躊躇《ちゅうちょ》しながら進んできた。しかるに家の者らは、屋根裏に住む者の常として薄暗がりになれた目で、彼らの姿をすっかり見て取ることができて、じろじろうちながめていた。
ルブラン氏は親切そうなまた悲しげな目つきで近づいてきて、ジョンドレットに言った。
「さあこの包みの中に、新しい着物と靴足袋《くつたび》と毛布とがはいっています。」
「神様のような慈悲深いお方、いろいろありがと
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