いつもこいつもみじめなものだ。女《ファンム》は破廉恥《アンファーム》と韻が合うんだ、そうだ、僕は憂鬱病《ゆううつびょう》にかかっている。メランコリーにかき回され、ノスタルジーにかかり、その上ヒポコンデリアだ。そして僕は腹が立ち、憤り、欠伸《あくび》をし、退屈し、苦しみ、いや気がさしてるんだ。神なんか悪魔に行っちまえだ。」
「|大文字R《グランテル》、まあ黙っておれったら。」とボシュエは言った。彼はまわりの仲間と権利ということを論じていて、半ば以上裁判の専門語に浸りきっていたが、その結末はこうであった。
「……僕はほとんど法律家とは言えず、たかだか素人《しろうと》検事というくらいのところだが、その僕をして言わしむれば、こういうことになるんだ。ノルマンディーの旧慣法の条項によれば、サン・ミシュルにおいては、毎年、所有者ならびに遺産受理者の全各人によって、他の負担は別として、当価物が貴族のために支払われなければならない、しかしてこれは、すべての永貸契約、賃貸契約、世襲財産、公有官有の契約、抵当書入契約……。」
「木魂《こだま》よ、嘆けるニンフよ……。」とグランテールは口ずさんだ。
グランテ
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