ッツ、それこそ偉大なものである。礼拝するヴォルテール、それこそみごとなものである。ヴォルテール[#「ヴォルテール」に傍点]は([#ここから割り注]訳者補 この堂を[#ここで割り注終わり])神に建てぬ[#「神に建てぬ」に傍点]。
 吾人はもろもろの宗教には反対であるが、真の一つの宗教の味方である。
 吾人は説教の惨《みじ》めさを信ずるものであり、祈祷の崇厳さを信ずるものである。
 その上、今吾人が過ぎつつあるこの瞬間において、仕合わせにも十九世紀に跡を印しないであろうこの瞬間において、また、多くの現代人が享楽的な道徳を奉じ一時的な不完全な物質的事物をのみ念頭にしている中にあって、なお多くの人は下げた額と高くもたげぬ魂とを持っているこの時において、自ら俗世をのがれる者は皆吾人には尊むべき者のように思われる。修道院生活は一つの脱俗である。犠牲は誤った道を進もうともやはり犠牲たることは一である。厳酷なる誤謬を義務として取ること、そこには一種の偉大さがある。
 それ自身について言えば、理想的に言えば、そしてすべての外部を公平に見きわめるまで真理のまわりを回らんがために言えば、修道院は、ことに女の
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