夢想と祈祷《きとう》とが。未知なるものは一つの大洋である。人の本心とは何か? それは未知なるものに対する羅針盤《らしんばん》である。思想、夢想、祈祷、そこにこそ大なる神秘的光輝がある。それらを尊敬しようではないか。人の魂のおごそかなるそれらの発光はどこへ向かって進むか。それは影へ向かってである。換言すれば光明へ向かってである。
 民主主義の偉大さは、何物をも否定しないことであり、人類の何物をも否認しないことである。人間の権利の側に、少なくともその横手に、魂の権利がある。
 狂言を押しつぶし、無窮なるものを跪拝《きはい》すること、それが法則である。創造の木の下にひれ伏し星辰《せいしん》に満ちたその広大なる枝葉をうち眺めることのみに、止まらないようにしようではないか。われわれは一つの義務を持っている。人の魂を培《つちか》い、奇蹟に対抗して神秘を護《まも》り、不可解を尊んで不条理を排し、説明し難いものについてはただ必要なるもののみを許容し、信仰を健全にし、宗教の上より迷信を除くこと、すなわち神より害虫を駆除することである。

     六 祈祷《きとう》の絶対善

 祈祷の方法は、ただそれが
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