ック教的なものであった。そしてあたかもトルコ宮殿のごときものであった。大司教すなわち天のキスラル・アガは、神にささげられた魂の宮殿を閉鎖し監視していた。修道女は宮女であり、牧師は宦官《かんがん》であった。信仰熱き女らは、夢のうちに選まれてキリストを所有している。夜になると、その裸体の美しい青年は十字架からおりてきて、分房の歓喜の的となった。十字架につけられし彼を皇帝《サルタン》として守っている奥深い皇后《サルタナ》は、あらゆる現世の楽しみから高い壁でへだてられていた。外界に向ける一瞥《いちべつ》も既に不貞となるのであった。寂滅牢[#「寂滅牢」に傍点]([#ここから割り注]訳者注 修道院において罪人を死に至るまで幽閉する地牢[#ここで割り注終わり])は皮の袋の代わりとなっていた。東方において海に投ずるところのものを、西洋にては地下に投じていた。しかしいずれにおいても、投ぜられた女らは腕をねじ合わして苦しんだ。一方には波濤《はとう》があり、一方には墓穴があった。一つは溺死《できし》、一つは埋没。おぞましき類似である。
今日、過去に味方する者らは、これらのことを否定し得ずして、それを微笑に
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