四、五歳の青い目の子供が聞いた次の話が、六歳の薔薇色《ばらいろ》の口から即席に作られたのも、この庭の芝生《しばふ》の上においてである。
「三羽の小さな鶏が、花のたくさん咲いた国を持っていました。鶏は花を摘んで隠しに入れました。それから葉を摘んで玩具《おもちゃ》の中に入れました。その国に一匹の狼《おおかみ》がおりました。森がたくさんありました。狼《おおかみ》は森の中にいました。そして狼は小さな鶏たちを食べてしまいました。」
それからなお次のような詩も作られたのである。
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棒で一つたたきました。
猫《ねこ》をたたいたのはポリシネルでした。
そのため善《よ》いことは起こらず悪いことが起こりました。
そこで奥様がポリシネルを牢屋《ろうや》に入れました。
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修道院で引き取って慈善のために育てていた一人の捨て児の口から、次のようなやさしいまた痛ましい言葉が発せられたのも、ここにおいてである。彼女は他の子供たちが母親のことを話すのをきいて、片すみでつぶやいたのである。
「私が生まれた時はお母様はいらっしゃらなかった[#「私が生まれた時はお母
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