ジュールナル」に傍点]の保護を苦しみ始めていた。アルセーヌ・ガマーシュは、自分が発見するだけの労をとってやった光栄にたいしては、一つの所有権を有してると信じがちだった。ちょうどルイ十四世が自分の玉座のまわりにモリエールやル・ブランやリューリなどを集めていたように、彼もそれらの光栄が自分の光栄に結合するを当然だと思っていた。クリストフは、そのエジルへの賛歌[#「エジルへの賛歌」に傍点]の作者のほうがまだしも、自分のグラン[#「グラン」に傍点]・ジュールナル[#「ジュールナル」に傍点]の保護者に比ぶれば、芸術にたいしてさほど専横な邪魔者でもないと考えた。なぜなら、この新聞記者はルイ帝王と同じく芸術が少しもわかっていないくせに、やはり同様に固定した芸術観をいだいていた。自分の好まないものには存在することを許さなかった。それをいけない有害なものだときめてしまい、公衆の利益のためにそれを滅ぼしていた。いったい、教養のない悪く開けたそれらの実務家らが、金銭と新聞とによって、ただに政治界のみでなく精神界をも支配せんとして、首輪や餌食《えじき》とともに小屋を提供し、もしくはその拒絶に会って、自分の同勢
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