に解釈していたのである――もう少しも家から出かけないで、いっさいの招待を断わるために仮病《けびょう》をつかってると、言ってやった。熱情のあまり、招かれた宮邸の夜会へも行かないで、大公爵の機嫌《きげん》を損じてるということだけは、書き添えなかった。手紙は楽しい明け放しの調子で、恋人同志にとって嬉《うれ》しい小さな内密事《ないしょごと》で満ちていた。その内密事を解く鍵《かぎ》をもってるのはミンナ一人だと、彼は思っていた。用心して恋愛の言葉をすっかり友情の言葉で置き代えたので、ごく上手《じょうず》にいったと考えた。
 手紙を書き終えると、彼は一時の慰謝を感じた。第一には、手紙を書きながら不在のミンナと話をしてる気になったからであるし、次には、ミンナがすぐに返事をくれることと信じていたからである。で彼は、自分の手紙がミンナのもとへ届き、その返事が自分のもとへ届くには、三日ばかりかかると思っていたので、その間はごく気長に落着いていた。しかし四日目も過ぎてしまうと、もう生きていられないような気にふたたびなりだした。いくらか元気があり、物に興味を覚えるのは、ただ郵便が来る間ぎわの時間だけだった。そう
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