た友情は、まったく暗闇《くらやみ》になった。
 そしてまた、この愛情が先触《さきぶれ》にすぎなかったも一つの新しい愛は、クリストフの心を奪い、そこにあるあらゆる他の光を薄らがせてしまった。
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     三 ミンナ


 それらのことから四五か月前に、枢密顧問官シュテファン・フォン・ケリッヒの未亡人となって間もないヨゼファ・フォン・ケリッヒ夫人は、亡夫の職務のため今までとどまっていたベルリンを去って、生まれ故郷であるライン河畔の小さな町に、娘とともに移り住んだ。彼女は町に、古い伝来の家をもっていたが、その家についてる大きな庭は、ほとんど公園かと思われるほどで、丘に沿って低くなってゆき、クリストフの家から遠くないところで、ライン河まで達していた。クリストフが家の屋根裏の室から眺めると、壁の外に垂れてる重々しい木の枝や、苔生《こけむ》した瓦《かわら》屋根の真赤な高い頂などが見えた。ほとんど人通りもない小さな坂道が、庭の右に沿って通じていた。そこの標石の上によじ上ると、壁越しに覗《のぞ》き込まれた。クリストフもそれをやってみないではおかなかった。覗いてみると、草の生《は》え込ん
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