葉のうちにも疑念がこめられてるのを認めた。そしてほとんど自分が悪いとさえ考えていた。オットーも、同時に、同じような危機を通っていた。
彼らはなお、人知れず逢っていた。しかし以前のような打ち解けた談話をすることはもうできなくなった。彼らの隔てない間柄は変わってしまった。二人の少年は、きわめてはばかりがちな愛情で愛し合っていたので、かつて親しい接吻《せっぷん》を交わしたこともなく、たがいに会ったり夢想をわかち合ったりすることを、無上の幸福だと思っていたのであるが、今や不正直な人々の邪推によって身を汚されるのを感じた。そして最も潔白な行動のうちにも、眼付や握手のうちにも、罪悪を見出すようになった。彼らは顔を赤らめ、よからぬ考えをいだいた。彼らの関係はたえがたいものとなった。
あらわにそれと言わずに、彼らはしだいに会うことが少なくなった。彼らはつとめて手紙を書いた。しかし言葉の使い方に用心した。手紙は冷やかな無味なものになった。彼らはがっかりした。クリストフは仕事を口実にし、オットーは多忙を口実にして、音信をやめた。間もなく、オットーは大学にはいるために出発した。数か月間二人の生活を輝かし
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