「まだジョンを愛していないけど、まもなく愛するようになるでしょう。」

          第二十一 ローリイのいたずら

 あくる日、ジョウはむずかしい顔をしていました。れいの秘密が心の重荷になったのです。メグはわざと尋ねないで、一人でおかあさんの世話をしました。そして、おかあさんは、ジョウに、あなたは永いあいだ家にとじこもっていたから、外へいって思いきり運動でもしなさいといいました。そこで、ジョウは、ローリイのところへ遊びにいきましたが、このいたずら好きの少年は、ジョウがなにか秘密をもっているのをかぎつけて、本音をはかせようとし、なあにすっかり知っているといったりそんなことは聞きたくないといったり、しつこい努力を重ねたすえに、とうとうその秘密がメグとブルック氏に関することだということをたしかめました。そして、ローリイは、じぶんの家庭教師が、その教え子に秘密をうちあけてくれないのを怒り、無視されたその侮辱に、なにかしかえしをしようと思いたちました。
 ところで、メグにかわったようすがありました。メグは、話しかけられるとびっくりしたり、人から見られると顔をあかめたり、なやましそうな顔
前へ 次へ
全262ページ中228ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
水谷 まさる の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング