いいでしょうか?」
「いいでしょう。追伸というんでしょう。」
「じゃ、書きいれてちょうだい。あたしの髪みんな切ってお友だちに分けるって。へんなかっこうになるけど、そのほうがいいわ。」
 ローリイは、エミイの最後の大きな犠牲にほほえみながら書き足し、一時間ほど遊びました。
「ベスは、ほんとに、そんなにわるいの?」
「そうらしいんだ。よくなるように祈ろうねえ、泣いちゃだめですよ。」
 ローリイは、にいさんのように、エミイの肩に手をかけてなぐさめました。ローリイが帰ってしまうと、エミイは小さな礼拝堂にはいり、夕ぐれのあかりのなかにさわって、涙を流しながらベスのために祈りました。もし、このやさしい小さい姉をうしなったら、たとえトルコ玉の指輪が百万もらっても、あきらめられないと思われました。

          第二十 うち明け話

 おかあさんと、娘たちの対面を語る言葉はないようです。こういう世にもうるわしい光景は、描写するにむずかしいものです。そこで、それはいっさい読者のみなさんの想像にまかせておいて、ただここでは、家のなかに真に幸福がみちあふれ、メグのやさしい望みがかなえられて、ベスが永
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