封印す。
[#地から2字上げ]エミイ・カーティス・マーチ
[#地から6字上げ]証人 エステル・ベルノア
[#地から5字上げ]セオドル・ローレンス
最後の名は鉛筆で書いてありました。エミイはかれにそれをペンで書きなおして、正式に封印してほしいといいました。
「どうしてこんなことを思いついたの? ベス[#「ベス」は底本では「べす」]が形見わけでもするというようなことを、たれから聞いたの?」
エミイは、そのわけを話してから、
「ベスはどうですって?」と、訪ねました。
「いいかけたからいうけど、ベスこのあいだ大へんわるくなって、ジョウにいったの。ピアノはメグに、あなたに小鳥を、かわいそうな古い人形はジョウに。ジョウに人形をかたみとしてかわいがってほしいって。ベスは、あまり人にあげるものないといって悲しがって、ぼくたちには髪を、おじいさんには愛だけをのこすんだって、でもベスは遺言状のことはなんにも考えていなかった。」
ローリイは、そういいながらサインしていると、大きな涙のつぶがおちて来ました。はっとして顔をあげると、エミイの顔には苦痛の色があふれ
「遺言状には、二伸みたいなものをつけて
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