しまいになった!」
 ジョウの顔に、涙がたきのように流れました。よろけそうなので、ローリイはその手をつかみ、なにかなぐさめの言葉をかけようとしたが、言葉もないので、ジョウの顔をやさしくなでてやりました。ジョウは無言の同情を心に感じ、やっとおちついて、感謝にみちた顔をあげました。
「ありがとう。もうだいじょうぶ、万一のことがあっても、こらえられるわ。」
「ぼくはベス死ぬと思わない。あんなにいい子だし、ぼくたちこんなにかわいだっているんだもの、神さまがつれていらっしゃるわけはない。」
「やさしい、かわいい子は、いつでも死んでしまうんだわ。」
「きみ、つかれてるんだ、心ぼそく思うの、きみらしくないよ。ちょっと待ってて。」
 ローリイは、階段をかけあがり、まもなくいっぱいのぶどう酒を持って来た。ジョウはにっこり笑って、ベスの健康のために飲むわといって飲みました。
「あなたいい医者ね。そして、ほんとに気持のいいお友だちね、どうして、お返しできるかしら?」
「いずれ勘定書を出すよ。そして、今夜はぶどう酒より、もっときみの心をあたためるものをあげるよ。」
「なんなの?」
「昨日、電報うったのさ。そう
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